NOCHE VIJA 大晦日, originally uploaded by norishisa miyata.
スペイン人の家族の絆は、我々の想像力をはるかに超えている。何かにつけて集まることが多い。一緒に出歩いたり、食事会をやったり、誕生日となるとこれは集まるための方便のようなものだ。時として煩わしいこともあるが、これがスペイン人の家族を大切にするというアイデンティティーなのだ。クリスマス、大晦日はもちろん集まるのだがこの両日は特別豪華な食事会になる。オードブルは海老、蟹などの海産物、黒いつめの生ハム(生ハムについては説明が必要だがともかく最高の生ハムだ)スモークサーモン、うなぎの稚魚など普段値段が高くてとても食べれないものが主体だ。メインの方は子羊のオーブン焼きが圧倒的に多いが、中には子豚の丸焼き(オーブン)のところもある。羊というと日本ではマトンを連想するが全然違う。肉屋に言っても羊の肉が一番高い。まだ日本を出る前、だから約35年前まではクリスマスは海外では皆七面鳥を食べるものと思っていた。頭の中までアメリカナイズされていたのだろう。しかし七面鳥をはじめて食べた時の落胆は忘れられない。よくこんなまずい物後生大事に食べるもんだと思った。

