Las medulas

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スペインの世界遺産シリーズをローマの遺跡メリダから始めたわけだが次にどこに行ってこましたろかと考えた。近郊から攻めていくか、あるいはローマ帝国関係から行くか、その両方に一致するのがあった。ローマの金鉱採掘遺跡、Las medulasである。脊髄とかいった意味だが金鉱採掘によって山々が削られ赤銅色の地肌がむき出しの壮大なる奇観を呈している。正に山々の骨だけが聳え立っているような感じだ。38あるスペイン世界遺産のなかでも最も変わったものだと言える。人為的景観の中では世界的に見ても最も壮大な一つではないだろうか。つまりグランドキャニオンやアラスカの氷河のように自然が何億年にわたって造ったものは別にしてという意味だ。ここにも古代ローマがいかに進んでいたかが分かる。まず金鉱の有無をどうやって解明したのだろうか。偶然発見したとは考えられない.と言うことは地質学がもうすでにかなり確立されていたことになる。また山肌を削って土を洗浄し砂金を確保するわけだが問題はその水だ。約2000mあるTeleno山の雪解け水を使ったようだが写真のように高低の多い山地にあって水路約300kmも設けたという。水は当然高い方から低い方にしか流れない。これを300kmにわたって、水路というよりも運河と呼ぶべきか、造ったのである。その幅1,28m.カーブの所は1.6mと全て均等に造られている。また岩山にもトンネルを堀り運河を通したのだが驚くべきはちゃんと傾斜が設けられているのだ。測量術を含めてローマの土木建築がいかに進んでいたかを伺うことが出来る。

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