
このMedulasについては2000年前にもかかわらず割りと資料が残っている。ローマの歴史家であり作家でもあったPlinioがこの金鉱の行政官を勤めたことがあったからだろう。彼が残した文献によると年に二万ポンドの金を産出していた(9200g位か)。また六万人の人夫が従事していたと言う。250年にわたる採掘で1635トンの金を確保した。最近の科学的調査では1500トンの金を採掘したと公式発表された。余り誤差はないのだ。Plinioがいうには海底の真珠を探すより楽な仕事だと記述している。多分露天掘りだったからだろう。未知の土地にロマンを求めて次々に開拓して行ったローマ人達の軌跡、これがこのLas medulasだ。絶壁のように切りそがれた山肌は余りにも傾斜がおお過ぎ保水能力をなくす結果になり植物の繁殖を拒んでしまった。よって世にも稀な奇観を呈するにいたった。この傾斜がもう少し緩やかだったら植物は繁殖し一面の緑の何の変哲もない景観になっていただろう。1997年に世界遺産登録されている。
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