Archive for July, 2007 Page 2 of 4



ホスピタリティー

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文化の差というのは住んで見ないと中々分からないもんだ。それでも気がつかないことがたくさんある。今回の日本旅行は息子とその彼女も一緒に行った。特に彼女の方は初めてだったこともあり全てが新鮮な事ばかりで驚くこと、感心することも多かったようだ。特にびっくりしていたのが店員さんやサービス業関係の接客態度だった。平身低頭、慇懃、卑屈な程だ。いきなり京都の旅館に泊まったこともあり仲居さんのきめの細かいホスピタリティーに度肝をつぶした。まるで超VIPをもてなすようだと言っていた。日本の店員さんは丸で我々を王様のように扱ってくれる。というようなことを書いたスペイン人の日本紀行を読んだ覚えがある。日本にずっといると当たり前になって分からないが比較するとその態度はものすごい差が分かる。こちらでは売ってあげるという態度なのだ。勿論皆ではないが一応にいえることは笑顔が余りない。傲慢な態度の店員はざらだ。そういったことを女房に話すと安い給料で一日中立っているのだから当然だと言う。メンタリティーの違いだな。人間お世辞やゴマすりだと分かっていても持ち上げてくれると嬉しいもんだ。日本のデパート、スーパーに行くと店内放送で”ごゆっくりお買い物をお楽しみください”等という、買い物が嫌いな私には(多くの男性がそうじゃないかと思う)トンチンカンナことを聞くことがある。しかし日本の場合はまだ店員さんが教育されているから買い物も大儀ではない。こちらは、特にブランドの店などでは不愉快な思いをすることもある。文化の差であろう。

メリダ3 Merida3

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ローマ都市メリダの最後は円形闘技場だ。ローマを扱った映画がその昔随分流行ったことがあった。カーク・ダグラス、チャールトン・ヘストンなんかがライオン相手に無制限一本勝負をやるシーンが良く似合う。空腹の猛獣と奴隷を戦わせたらしいというのは文献に残っているようだが中にある溝は一体何のためだったかはっきりとは分かっていないようだ。船を浮かべたとかワニを入れて何かをしたという説もある。船を浮かべたにしても寸劇をやったのかあるいは船に乗った歌手がワンマンショーなんかをやったのか、橋幸夫が小船に乗って、潮来のいたろうなんてやったら受けるかなあ。やっぱり観衆はズッコけるだろうな。ローマが造った各都市は兵の養成所が必ずあったし各戦線からの帰還兵のための娯楽、慰安の設備があった。この円形闘技場も彼ら兵士のためのインフラ設備だったに違いない.この点から考えると勇猛さを誇示するローマ軍団に発破をかける意味でも、更なる勇敢さを兵士に高揚させる意味においても”潮来笠”ではまずい。フニャフニャの軍団になってしまう。当然カーク・ダグラス対空腹のライオンの方が似合う。しかしそれにしてもこの溝,そんな決闘をやるときには邪魔に成ってしょうがないだろうと思うのだが。非常に進んだ文化帝国ローマは莫大な文献を残しているのだがこの溝のはっきりした使い道についての文献が残ってない。不思議

メリダ2 Merida2

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ローマ橋としてはイベリア半島最大である。16の橋桁を持つ792mの長さがある。前述した世界で最も変わった川(流れが途中で消える)Guadiana川にかかっている。メリダが重要だったのはトレドとリスボンを結ぶ街道と銀の道と呼ばれるカンタブリアとセビージャを結ぶ街道が交差する地点にあったからだ。古代ローマ帝国は狂ったように道路を築いた。全ての道は首都ローマに続くといわれるゆえんである。今でもCalzada romanaと呼ぶ石畳の道が各地に残っている。商活動こそが経済繁栄の基盤だということを先輩のギリシャ、フェニキア、カルタゴ、特にフェニキアに学んだものと思う。そのためには地中海の制海権は必須だった。地中海貿易ほど利益を得れるのは他にないことを先輩達の歴史が教えてくれた。しかし古代ローマ帝国は肥大化しすぎた。巨大な帝国を維持するには地中海貿易の利益だけではカバー出来なくなってしまった。未開の内陸部まで開発が及ぶことになる。そのためには橋や道路のインフラ設備が必須条件だったわけだ。しかしそれにしても各ローマ橋の頑丈さには驚く。つい最近まで土砂を満載したトラックが通っていたのだ。今でも車両用に使っているのもあるが問題は強度ではなく幅が狭いために歩行者用だけになってしまったのもある。イタリアでの話しだが大雨による鉄砲水で新しい橋が次々に崩壊したのだがローマ橋は無傷だった。古代ローマ人の土木技術がいかに進んでいたかを裏付ける話である。それとも新しい橋のほうを施工したイタリアの土建会社の手抜き工事だったのかも知れん。どうもこの二番目の方が納得いく。イタリア人もピカレスク(人を喰った話)ではスペイン人に決して引けをとらない。