Archive for September, 2007

スペインの民族性6

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昨日の続きになる。やはりテレビを見てて、テレビばかり見ているように思えるがやはり見てるか。かなり強烈なスペイン独特のピカレスク(人を食った話)なのだが、3,4歳児の子供たち5,6人に好き勝手に絵の具でキャンパスに絵を描かせる。とても絵と言う代物でなく絵の具のお色遊びと言った物だ。この出来上がったキャンパスを額縁(これは立派な額縁だ)に入れ他の前衛派の作品が展示してあるところに並べ、これを見る人たちにインタビューをするというものだ。インタビューをされた人は思いっきり文化人の顔を作り真剣な難しい顔で絵の評論をする。当人は勿論3,4歳児がギャーギャーとふざけあって作った代物と知らないから真剣な表情で小難しい言葉を選びながら評論するその表情が事実を知っている我々には実に陳腐に思えて面白いのだ。しかしこのふざけた番組は前衛派の作品なんか誰も分かったような顔してみているが本当のところ誰も分かっちゃいないと言う条件が前提となる。幼児達がふざけあって描いたというよりも造ったといったほうがいい作品と前衛派と呼ばれる絵描きたちの作品の区別がすぐに分かったのでは番組にはならないのだ。写真はやはりソフィア芸術センターの表の方だ。しかし番組の方はここで撮影されたものではない。ここでやるとかなりひんしゅくを買うだろう。だいいちセキュルティーチェックでものの持込がきびしい。スペイン独特のピカレスクの決定版と言えるのではないだろうか。

スペインの民族性5

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随分長い間休んでしまった。いかん。先日何気なくテレビを見ていたのだが、最初は面白可笑しかったが途中からわが身にになって考えると半分怖くなってしまった.あるピカソ展から出てくる人々にリポーターが、あなたにとって天才画家は誰ですか、という質問をするのだが、ピカソ展から出てくる人たちだから当然だが全員が”それはピカソです”と声高らかに答えていた。じゃ何故ピカソなのですか。と突っ込まれて全員が”ん”と間が開きすぐに返事が出来ない。しかしテレビに出ているのだ。ここで何か言わないとえらい恥になる。だが言葉が出てこない。焦燥で顔がゆがんでいるのもいる。間違っても皆がいいというから等とは言えない。しかし言葉が出てこない。態勢を立て直した人の中には、ピカソは近代絵画の革命児である。とかいった一般論だがテレビの前だからカッコウつけて能書きをタラタラ言おうとするが、リポーターの追及は続く。”そういう教科書的な物でなくあなた自身の意見を聞かせてください“ときた。ここまで来ると皆しどろもどろ。結局全員的外れなことを言うか黙り込んでしまうかどちらかだった。人間の痛いところをずばりと突いた番組みだった。スペイン人は知らないと言う言葉がなかなか言えない人種だ。自分の意見を持つことが絶対なのだ。その誇り高きスペイン人を絶句させた凄い番組だった。写真はピカソ、ミロ、ダリなどの画面が収めてある王妃ソフィア芸術センターである。