
この両日、スペイン中で話題騒然なのがチリでのイベロアメリカ会議におけるベネズエラのチャベス大統領の発言だ。スペイン前大統領アスナール氏をファシストと決め込み,繰り返し発言.スペイン大統領サパテロ氏は、「アスナール氏と私は主義主張は確かに違うが彼も国民によって民主的に選ばれたわけであり、この国民の決定は尊重して欲しい」と物腰柔らかく、座を取り持つ形で反論。しかしチャベス氏は止まる事を知らず、同席のjuan carlosスペイン国王はついに耐え切れず「ええ加減に黙らんかい」と言葉を発してしまった。次のニカラグアのオルテガ大統領のチャベス擁護発言ではついに立席し会議は騒然となってしまった。ベネズエラは石油の埋蔵量において中近東の国々を除くと世界一でロシアよりも多いのだ。今日の時代は石油がないとどうにもならん。急成長する中国、インドはその必要性から高くても石油が欲しい。この状態はこれからも続くだろう。そうなるとこの資源を持っている国の発言力は益々強くなるだろう。ラテン・アメリカはアメリカの中庭と呼ばれてきた。ただ一人キューバのカストロだけが反米を掲げていたわけだが、経済を含めあらゆる面で援助していたソ連が解体した今、その存在は風前の灯火だったのだがここにきて莫大な石油資源をバックにベネズエラのチャベス大統領は次々に中南米の国々を影響下に置き始めている。アメリカをこ気味が良いほどこき下ろす彼の発言は、長い間アメリカの圧政下にあった中南米の人々にあって好感が持てるのだろう。一見狂っているように思えるが非常に人気があるのだ。しかし今回のアスナール侮辱発言はやりすぎと思えるのだが。中南米は絶対少数のスペイン系白人が政権を握ってきた。今でも多くの国がそうだ。だがベネズエラと友好関係にあるニカラグア、ボリビアこの三か国の元首がすべてインディオ並びにインディオの血が混じっているというのが面白い。
Archive for November, 2007
絶滅の危機に瀕したLince ibericoスペイン大山猫だが回復の気ざしがわずかだが見えてきた。1960年の調査では5000頭ほどいた。それが2005年には150頭まで下がってしまった。しかし今回の調査では215頭から265頭まで増えたようだ。まだ楽観は許されないが100頭前後増えた。捕獲した対の山猫を大きな小屋に保護してこの二年間に37匹の子供が産まれ無事成長している。2010年には山に離せるようだ。体長約1メートル、体重は10から15キロ、高さ50センチほどだ。世界でも非常に貴重な種である。消滅するのは実に残念だと思っていたが、喜ばしいニュースだ。彼らの主食のウサギが減ってしまったことと車に轢かれてしまうのが減少の原因のようだ。一つの種がなくなると生態系に異変をきたす。動物の一番の天敵は人間だ。その人間が爆発的に増えている。悲観的になってしまうなあ。

60,70年代の若者の聖像と呼ぶべきこの写真である。その甘いマスク、憂いを帯びた視線はただそれだけで盲目的に左翼運動に突っ走った若者も多かったはずだ。また若き日のカストロも格好よかった。これがジミー大西や韓国の大統領のようなよく言えば愛嬌ある、悪く言えばとぼけた顔だったらとても60,70年代の共産主義運動の盛り上がりはなかったのではないだろうか。そのために何千万の人々が殺されたのだから罪作りなもんだある。今年はゲバラがボリビアで暗殺されて40年目に当たる。最後はカストロとの意見の違いもあり、南米に革命を広げるためキューバを出て行きボリビアで殺されてしまったがカストロ下のキューバでも名誉は回復されている。穏やかな優男という感があるが、彼は非常に強硬派なのだ。歴史を作った人間には違いないが男まいも考えもんだ。
