Archive for December, 2007

ついに妥協したブッシュ

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それは劇的だった。インドネシア時間で午後2時22分、会場の重い空気がいっぺんした。かたくなに対気候変動行程に反対していたアメリカがついに参加を表明したのだ。全世界からの、特にヨーロッパ・ユニオンからのプレッシャーにさすがのブッシュ代表団も根負けした形となった。アル・ゴア元副大統領の功績も大きいだろう。しかし一番は同じ共和党の議員や州知事らの反対行動がそうせざるを得ないようにしたのではないか。アメリカ参加表明の瞬間,議長のYvo de Boer氏は嬉し涙に手で顔を覆った。勿論問題はこれからだ。しかしこれまでアメリカは問題を問題としようとしてなかったのだ。気候変動が人為的なものであるという科学的裏づけが徐々に揃うようになって反対出来る根拠がなくなってしまった。アメリカが開催する来年のハワイ会議へのヨーロッパ・ユニオンのボイコットという脅しも効いたようだ。常にお山の大将になりたいアメリカだ。開催前から顔に泥を塗られてはたまんない。自分の国でやる会議ぐらいは主導権を握りたいところだろう。世界の二酸化炭素の三分の一以上を出しているアメリカが参加しないことにはほとんど意味がない。やっとまな板の上に乗ってくれたというところか。アメリカなしの見切り出発だった京都議定書だったが、それなりの効果を生んでいる。これでアメリカ、そしてこれから将来、膨大な排気ガスを出すことが分かっている中国、インドが同じテーブルにつくことが出来るようになった。これから削減値を巡っての討論となる。つまり問題はこれからだ。バリ会議はスタートラインに189カ国をつかせることができたと言う意味で大成功だったと言える。

孤立するブッシュ

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京都議定書の調印を拒んだ国々が次々に妥協するようになった。面白かったのはロシアだ。二酸化炭素排出権で儲かるとわかると手のひらを返したように参加した。昔からやたらと領土欲の強い国はさすがである。最後まで拒んでいたオーストラリアも妥協したのでついにアメリカだけになってしまった。bush,このオッさん意固地になっているのか、石油業者に義理立てしているのか、加盟しようとはしない。しかしおかしなオッさんだ。普通、人間、富も権力も得たら後は名誉欲しかないと思うのだが違うのである。このままでは史上最悪の大統領と言うことで歴史に残ることは間違いない。いまさら修正したところで同じかと諦めているのだろうか。後々の人々に好印象を持ってもらいたいと言う欲はないようだ。アメリカの産業でまだまだダントツに世界一なのが軍事産業である。これを活性化するには時々無理やり何かにこじつけて紛争を起こしてきたアメリカだがベトナム以来大きな戦争はなかった。そこでニューヨークテロは格好の言い訳になる材料になった。アメリカ自身が仕組んだのかも知れんがここぞとばかりにイラク戦争を起こしてしまった。ちょっと方向がずれているような気がするがビン・ラーデンもサダム・フセインも同じようなもの、これで毎日亡くなっているイラク住民や米兵などうでもいい。戦争が長引くほど軍需産業は安泰。とともにオッさんの懐も安泰と言うわけか。アホらしくなってくる。中間選挙で敗北し少数野党となり同じ党からも気候変動を憂う議員が出ているが修正する気はないようだ。次回の選挙を待たないといけないようだ。アメリカがその気にならないとこの気候変動の問題は解決法がないのだ。

石炭火力発電

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今日の新聞に面白い記事が載っていた。あの検索のグーグルが数億ドルの予算を献上して石炭火力発電に替わる発電法を公募するというのだ。条件は二酸化炭素などの公害の原因になるガスを出さないこと、また発電コストが火力発電より同じか安いこと。今のところ風力発電がコストの面で火力発電に迫っているが、何せ気ままな風まかせで安定した供給が出来ない。他の太陽光、地熱、バイオマスはコスト面ではるか火力発電に及ばない。人間は知恵と欲の塊だ。巨額の金を餌に広くこの問題解決を公募するという。ひょっとすると今まで考えられなかった方法があるかもしれない。石炭火力発電による二酸化炭素排出の大きさで中国が良く話題になるがアメリカも負けてはいない.全発電の49パーセントは石炭火力発電なのだ。さすがグーグルという感である。実現しなくても(実現しない可能性のほうが強いが)地球気候変動が問題化されている今日、非常に好感の持てる提案だし宣伝効果は莫大だ。結果が楽しみだ。