
バルセローナから80キロほど南に走ったところにタラゴナの町がある。街のはずれ4キロほどのところにスペインで二番目の規模を持つローマの水道橋が残っている。今のイベリア半島は三つの州に分けられていた。その一つが我々日本人にはユーモラスな名であるが当時、タラコと呼ばれていてこれがタラゴナの前身である。そのタラコ州の州都だったのが、現在のタラゴナである。然るにバルセローナよりも重要だったわけだ。しかし生活の生命線である水源が町から離れていた。当時のローマの土木技術は驚くほど進んでいた。他の項でも書いたが大水で新しく作った橋が流されたがローマ橋は残ったという所もある。この水道橋はFrancoli川の水を町に引いたものだ。最もたかいところで27mあり217mの長さがある。均整美の美しさもさることながら18世紀まで実際に市民に水を提供していたというから脅威である。はっきりとはわかってないようだが多分紀元一世紀位の物のようだ。悪魔の橋というのはスペインのいたるところにある。川の氾濫のたびに橋が流され悪魔に取り付かれたから、そう呼ばれるようになったのが多いが、この水道橋は悪魔とある娘が賭けをして悪魔が勝ち一晩で作ったという伝説からきているようだ。セゴビアの水道橋にもそんな寓話があったな。
Archive for February, 2009

中川大臣の酩酊記者会見の模様は世界を駆け巡った。人のことを茶化すことにおいてスペイン人は天才的だ。ほとんど人をあるいは世間を愚弄したものといえるドン、キホーテに物語が世に出たのもスペインならではの土壌があったからだ。重要な国の重要な大臣がろれつも回らない状態で記者会見をやったのだから当然メディアがここぞとばかりに飛びついた。人種差別とかいった大げさなことではないが、欧米人が東洋人に対して何某の優越感を持っているのは確かだ。ヒットラーはその著書、わが闘争において日本人は猿よりは少しはましだと書いた。(日独伊反共同盟以後この部分は削られたが)これは真の言葉だと思う。多かれ少なかれ心の底ではそう思っている。日本人があるいは東洋人と言ったほうがいいかな、世界のトップクラスになることを快くは思ってないはずだ。ともあれ酔っ払いに対して我々日本人は非常に寛容だといえる。押しなべてこちらでは酔っ払うということは恥ずべきことだと理解されている。だから今回の中川氏の失態は必要以上にメディアしつこく取り上げたのだ。サルコシ、エリツエンも公式の場で酔っ払って出てきたことがあったが、今回ほどしつこくは報道されなかった。しかしこの酒に酔うことも祭りとなると話は別だ。逆に祭りのときにしらふだと雰囲気を崩すことになり白い目で見られてしまう。写真はパンプローナの有名なsan ferminの祭りでのユーモラスな場面だ。

またまた娘の結婚式の続きだが,スペインの物価の上がり方は普通じゃなかった.ユーロ自体非常に高かったこともあり一人当たりの食事代が円で三万近くした.あれから半年ほどしか経てないのだがデフレ現象が見え始めている.政府の方は否定しているが,これだけものが売れなくなって来たら生き残りをかけて値下げに向かうしか手がなくなる.生活必需品の食料でさえ目に見えて下がっている.これが衣料品となるとより厳しいようだ.ショッピングセンターに行ってもお客さん自体が入ってない.これが住宅とか車となると、もっと深刻だ.車のメーカーのよってはなんと今までの値段の25%ダウンでセールを始めた会社もある。結婚式費用もだいぶ下がっただろうと思う。物価に関する質問は非常に多い。