Archive for June, 2009

Tablas de daimiel


全く嘆かわしい、無惨な姿になってしまった。スペインの国立公園の中で最も貧弱な公園では無いだろうか。昔からそうだったわけではない。世界に例がないほど珍しい河川であるguadiana川の流れは一度地中に姿を消してしまう。つまり地中を流れているのだが、多分、流れの途中で大きな岩盤にぶち当たった水が逃げ場を失って地上に吹き出てしまったのであろう。地中のことでもあり知る由もないのだが、最近のボーリング技術の進歩で簡単に安く井戸がほれるようになった。地中の多分ダム湖状態のGuadiana川の水は無許可の3000本の井戸で吸い上げられ農業用水として使われるようになった。Castilla地方の海と讃えられた面影は無く無惨な姿を露呈している。しかし、なんとかしようという動きはあってその一例が近辺の町村から出る生活排水を利用しようと言うものだ。生活排水とはいえ汚水ではなく、飲料水としても使えるほど浄水されたものだそうだ。世界に類がない、自然の気まぐれが作った湖だ。その復元を強く望む所である。三週間ほど日本へ行っている。しばらく休みだ。

風力発電4


今年はスペインの風力発電の銀婚式だしもっと追求することにしよう。前回の続きになるが最近に3mw級の風車で4千万ユーロほどだそうだ。今のレートで5億円を越えるぐらいだ。減価償却するのに20年かかる。率の悪い商売である。しかし誰かがやらなければいけない。地球温暖化の元凶は二酸化炭素などの排出ガスにあるのだ。また石油の埋蔵量にも限界がある。40年ほど前から石油の埋蔵量はあと40年と言われてきた。次々に油田が発見されたが中東以外ではどこもコストの問題がある。カナダとブラジルで大型油田が発見されたが、カナダのは微粒の砂がはいっているし、ブラジルの海底油田は3000mもボーリングしないといけない。1バーレル当たり50ドルほど経費が掛かるという。順当な利益を上げるには石油価額1バーレルあたり100ドル位にならないと合わない。生産コストが1バーレルあたり1ドル以下という中東石油とは対抗しようがない。小数の国に大量のお金が入り込むと当然ひずみが出来てくる。テロ集団を維持するのに毎日億という金が必要だという。その金は一体どうやって賄われているのだろうか。正確なことは知る由もないが、このオイルダラーも流れていることは十分考えられる。このテロ集団を根元から潰すためにも、その資金面の石油依存体制を変えていく必要があると思う。世界一クリーンな電力会社と言われるのがスペインのイベロドローラ(iberodrola)だ。この会社はイギリス三位の電力会社スコチッシュ、パワー(scottish power)を買収し、風力環境の優れたスコットランドに陸上では欧州一のウィインドパークをオープンさせた。なんと32,2万Kw。つまり日本全風力発電量の20%ほど、しかも順次60万Kwまで拡大するという。18万人の電気使用分に当たるそうだ。

ひまわり2 girasol


ひまわりが永遠と続く。一面まっ黄色だ。実に壮大である。アンダルシアのこの時期の風物詩といって間違いない。ひまわりも原産地はアメリカ大陸だそうだ。1510年にスペイン人が持ち帰った種がマドリッドの植物園で開花した記録があるそうだ。その後17世紀にフランス、ロシアに伝わったようだ。種を炒って、鳥やリスのえさにすることもあるが一般には植物油用だ。オリーブ油の三分の一ほどの値段だから揚げ物用に良く使われる。ロシア革命前の農奴たちはこの種を食べて餓えをしのいだと言われている。ひまわりで思いだすのが、デシーカの映画 ひまわりだ。映画の内容もさることながら、あの哀愁に満ちた主題歌は映画音楽の最高峰だ。あの映画の撮影はスペインでやったと聞いたのだが、調べてみるとロシアだった。しかしスペインのひまわり畑でも十分にあの映画の情景は伝わってくる。