
贅沢でもったいない話である.日によっては風力発電を止めているという。急増した風力発電量は夜間での需要を越えてしまった.昨今の不景気で需要が減ってしまったのだ.電気を大量に消費する工場の夜間操業は無くなり、電気代が安い夜間に行っていた鉄道の貨物運輸もグーンと少なくなった.それに反比例して風力発電の設置は年々増えている.このまま行くと2014年には全風力発電量の2%を失うことになるという.2%なんて大したこと無いようだが年間にすると原子力発電の約40日分に当たるそうだ。揚水式ダムも提案されているようだが、住民の反対が予想される。つまり揚水式ダムとは既成のダムの下にもう一つダムを造って溜まった水を電気代の安い夜間に上のダムに揚げるというもので、新しくダムを作るとなると莫大な費用が必要だし住民の反対もあるだろう。だいいち造るのに時間が掛かる。この問題は急を要するのだ.期待は電気自動車の開発だ.もう既にルノー、ニッサングループがモデル車を作っている.実用化が急務になって来た.もう一つの期待の星はバッテリーの開発だ.電気は大量貯蔵が出来ないとされてきた。しかしここにきてこの分野の技術開発は急速に伸びて来た.サンヨーは従来のバッテリーと比較すると格段に軽くて小さいものを開発している.電気が手軽に持ち運び出来る時代が来るかもしれない。
Archive for November, 2009

スペインを引き上げる企業が増えて来た.日本の企業も次々に引き上げて行った.二、三日前にもホンダのバイク工場が閉鎖か大規模縮小か、よく聞いてなかったがイタリアの工場に拠点を移すようだ.物価が安く、従って人件費が安かった時代に次々に世界的企業がスペインに進出して来たのだが、今ではこれまた次々に引き上げている。自動車会社のルノーは至る所に工場をもっているのだがスペイン工場とトルコ工場での状況比較が新聞に載っていた.まず工員さんの給料がトルコのほうが30%安い。もうこれだけで企業側としてはトルコで作った方が遥かに有利なのだがそれだけではない.法人税がこれまたトルコの方が20%も安いのだ。そしてさらに工員さん一人当たりの生産台数スペイン産ルノー25、8台に対しトルコのそれは45、7台と大きな差である。トルコの工場の生産ラインが新しいこともあるが、労働者の平均年齢がトルコ側の33、1歳に対しスペイン側は46歳だ.スペインでの工場が内陸にあるのに対しトルコのそれは港の近くで出荷までの効率が非常に良いのだ。日本の多くの企業が中国に工場を設けた結果、日本国内の産業空洞化を招いてしまった.その二の舞を今スペインがやっているような気がする。

珍しく日本関係の記事が載っていた.以下はその内容だ。日本人はかつて高級バックをまるで特売品のように人につられて買っていた世界で唯一の民族であった。それは失われた90年と称された景気減退期も続いていた。しかしこのところ様相が変わって来た.安売り店の売り上げが伸び、高級店の売り上げは軒並み減退し、なかには二桁ダウンの所もある.ブランドの象徴とも言えるルイ、ヴィトンは20%の売り上げ減の見舞われ、かつてからの新開店計画を中止した.70年代から90年代初めまで日本人は丸でそれが使命かのようにブランド商品を買いまくった。それは2兆円市場と言われるまでになった.エコノミストのMckinseyは次のように言っている.この変化はもう変わることは無いだろう.若い世代は安売り量産店の商品の中から自分にあった個性的なものを見つけることこそ”かっこいい”という意識が出来ている.それは食料品も同じで高級メロンの売り上げは壊滅的だ.面白いことに傘の売り上げが伸びているという.なぜかと言えば車を使う人が段々減っているからだ。缶ビールは1ドル、弁当は2ドルという破額の商品も出ている。こんな低消費時代に1000ドルもするバックが売れるとは思えない.一体、日本で誰がルイ、ヴィトンを必要としているのだろうか?かなり辛辣なことを書いている.高級バックを食事まで削って買う日本人を皮肉っているように思える。