Consuegra 3 コンスエグラ3 アンダルシア街道5


コンスエグラはサフランの産地としても有名だった。過去形で言うのも今は余り栽培されてないからだ。何せ手間ひまのかかる仕事で収穫も重労働、めしべだけを取るわけで熟練してないと仕事がはかどらない。俗に言う3Kの仕事で特に若者は誰もやろうとしない。熟練者がいなくなってしまった。小規模にはやっているようだが昔のように一面の壮大なるパープル色のサフラン畑を見るのは難しくなった。残念である。グラム当たり最も高価な香料とされ満開の時に一斉に収穫する。つまり人手が必要で昔は老若男女一族郎党が時期になると集まってやっていたのだが村に若者がいなくなってしまった。したがった子供もいなくなてしまった。スペインも少子化では日本と競っている。特に地方でのそれは深刻だ。500gのサフランを得るには5万本必要だそうで、広さにすると公式サッカー場ほどにもなるという。時間に直すと20時間位の労働で中腰でやるわけだからかなり重労働だ。収穫すると直ぐにメシベだけを取り出す。これがまた気が遠くなる仕事だ。そのあと低温(30度から35度)のオーブンで10時間ほどかけて乾燥させる。この収穫から乾燥までは迅速にやらないと商品にはならないという。3000年も前の古代エジプトの時代から香料,染料、医薬品として使って来た。スペインの代表的料理のパエージャには欠かせない。また整腸,呼吸障害、月経促進,中世ではペスト,天然痘などにも薬として使った記録がある。最近では心臓病,抗がん剤,酸化防止つまり老化防止などにも効果があるとされている。これだけ効能があると日本のどこかの温泉を連想して胡散臭くなる。ただし大量摂取は危険で5gで副作用。12g以上だと致死量だそうだ。しかし12gというとどんぶり一杯位の量だ。パエージャの食い過ぎで死ぬことはない。

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