
セビージャあるいは人によってはセビーヤと発音する人もいるが、間違ってもセビリアという人はいない。華やかな町である。美人の多いスペインでも最も多いのがアンダルシアだが,その中でもセビージャが最も多い。歴代のミススペインの三人に一人がアンダルシア出身だ。美人が多いと惚れた晴れたと色々と話題に事欠くことがない。これがブスだと何しようと話題にはならない。、過激な事を言うようだが、これは真実だ。セビージャを舞台にした読み物が多いのもそれを物語っている。カルメン、ドンフアン、セビージャの理髪師、その続編のフィガロの結婚など多くの人が知っている有名オペラの舞台となったのはセビージャなのだ。物語の主人公は美男美女に決まっている。ドンキホーテの物語は例外中の例外なのだ。17,18世紀のセビージャは前代未聞の栄光の時代だった。多くの成金者がでた。彼らが金にもの言わせ多くの美女を物色してセビージャに連れて来た。そしてこれは史実として残っているのだが、イスラム時代も王侯貴族が遠く北欧から美女を数多く連れて来ている。その子孫が多いわけだから美男美女が多いのは当然だ。また世界的に見ても同じことが言えるのだが、ベネズエラは世界のミス工場と言われ世界のミスコンテストで最も多く優勝している。しかしスペインに何万といる彼ら移民のなかに美女など見たことがないし、テレビのベネズエラの映像を見ても美女を見ることはない。大航海時代に多くの荒くれ男達が我先にと新大陸を目指した。一体何が彼らを危険な航海に駆り立てたのか。教科書には胡椒を求めて出帆して行ったと書いてある。当時非常に貴重な物には間違いないが、胡椒は所詮胡椒だ。精力有り余る荒くれ男達を危険極まりない帆船航海に駆り立てるには説得力がない。しかし落ちこぼれのギラギラした野郎共が女をともめて新大陸へ雪崩のように渡って行きましたとは教科書に書けない所が辛いわけで,彼ら脂ぎった野郎どもがギリシャ神話の美女だけ住む理想郷アマゾンの神話を信じて、奥地へさらに奥地へと探検して行くわけだが,なんとこの不謹慎な行為の目的地が地名や川の名前となったのがアマゾンだ。
Archive for January, 2010

余り観光案内書なんかには派手には出てないがなかなか見応えのある町だ。マドリッドから508km、セビージャから33km。セビージャから近すぎるのかもしれないな。有名美術館の近くの小さな美術館みたいなもので,それなりにいいとこがあるのだが観光客が少ない。まあ、その少ないという所がまたいいのかもしれん。コルドバ方面から来ると広大な沃野の中に小高い丘が出現する。防衛の面からして優れていたし,グアダルキビル川の沃野(Las vegas アメリカのラスベガスもスペイン語である)は豊穰の地であり、経済的にも潤ったから古代より多くの民族が渡来し,住みつき,去って行った。またローマ時代はVia augusto(ピレネーから カディスまで1500kmに及ぶ主要幹線道路)の要所でもあった。そのローマ時代のNecropolisと呼ばれるお墓がある。お墓といっても地上の場合は風化されて跡形もなくなってしまうのだが、ここのは貴族のものであろう、豪勢な地下古墳で土に埋もれていた。ローマ時代の古墳ではスペイン最大だそうだ。隣にローマの円形闘技場のあともあるが、ほとんど形を残してない。のちの民族が建材として持ち去って行ったようだ。旧市街にはローマ時代からの城壁と正門がある。城壁は余り残ってないが門の、特にセビージャ門と呼ばれる正門は立派だ。特にイスラム時代に大幅に改築したので、様式も完全なイスラムだ。またこの地はペドロ残忍王(正義王とも言う、このことは後述したいと思う)が敵対する義兄のエンリケを迎え撃つため町をさらに要塞化したことでも有名だ。旧市街のほぼ頂上にAlcazar de don pedro(ドンペドロ宮殿)というイスラム風にお城を造った。この人は異常にイスラム建築が好きだったようだ。いまは国営のホテルであるパラドールになっている。昔のお城や貴族の館、修道院などを改築したのが多いパラドールは何処も素晴らしいが、とくにこのパラドールは雰囲気がある。

コルドバから58kmエスィハの町だ.Sarten de Andalcia アンダルシアのフライパンと別名というを持つ、毎年夏はスペインの最高温度を記録する所だ.1959年7月9日に陰の温度で49度を記録している。重複するかもしれないがくどく言いたい。スペインは光と陰の国だ。全てが極端なところだ。日に当たる所と陰の部分の差は凄い.暑い時でも陰に入れば気持ちいい.日本の夏の四方八方から蒸気を吹き付けられたようなベトベト、ジトジト感はない。光の部分と陰の部分の温度差は10度以上あるだろう。だからスペインでの陰での49度は不快度からすると日本では60度位だと思う.車のボンネットで卵焼きが一瞬にして出来る。飛んでいる鳥が焼き鳥になって落ちてくると聞いたことがあるけど,これは誇張だろうな。でも足を火傷する可能性は充分あるような気はする。Ciudad de torres (塔の町)とも呼ばれていて遠くから見ると教会の塔がやたらと多い。この町の人は信心深いのだろうな。その教会の鐘打ち塔にはよくコウノトリが巣を造っている。渡り鳥なのだが、最近は渡らなくなったのもいるという。横着になったのか,渡るのを忘れるのか,多分地球温暖化を微妙に感じているのかもしれん。このコウノトリとか鳩の糞尿は建物に良くないらしく雨漏りの原因になっているという。平和の象徴だが、しかたなく鳩の大量処分している所もある。この町は教会が多すぎる。維持するのも大変であろう。Genil川の流域で高温度地ということで、水と肥料を大量に必要とする綿畑があったが、やたら労力が必要で、労賃の問題で発展途上国に勝てず転作されてしまった。古代ローマ時代の特にアウグスト時代は栄えていたようだ。この町の何処を掘ってもローマの遺跡がザクザクと出てそうだ。しかしローマの後に侵略するゲルマン民族によって徹底的に略奪されているので金銀財宝の価値あるものはない。Ecijaの前後の町430kmのLa carlotaそして472kmのLuisianaはカルロス3世の開墾政策によって生まれた新しい村だ。北ヨーロッパからの移民を募ってきただけに、言われてみると住民は金髪碧眼が多いような気もする。