
非常に寿命の長い木だ。平均400年と言われている。写真は地中海に浮かぶバカンスの島であるマジョルカ島の県都、Palma de mallorcaの市のど真ん中である市庁舎前広場に保存されているオリーブの木で樹齢千年以上だという。この時はこのオリーブの木がスペインで最も古いと現地のガイドが説明していたがその後調べたらバルセローナの北ジローナ県に樹齢二千年のオリーブがあるというのが分かった。いい加減なことをいう奴だと当時思ったがこういう話は五万とある。スペインで一番古い闘牛場というのがたくさんある。結局はっきりとは分かってないのだ。まあ、それはいいオリーブである。木であるから上のほうに伸びようとする。そうすると収穫するのが大変になるから横に広がるように選定をする。一本のオリーブの木から約70kgのオリーブのみが収穫できる。そして約4kgのオリーブの実から約1Ltのオリーブ油が確保できる。最大はアリカンテのクレビジェンテで290kg取れたというのが記録されていてギネスブックに載っているそうだ。他の植物油と違うのは製造過程で加熱する必要がないことだ。果肉をつぶして放置するだけで油分は軽いので自然に果汁の表面に出てくる。各家庭、手作業でやれた。だから各家庭のオリーブ油は質も味も違っていた。昔の日本の味噌と同じだ。手前味噌でなく手前オリーブ油で自慢の種になっていたのだが今では家庭で作ることはない。機械化された。つまり遠心分離機にかけて効率よく採油している。最初の過程で得られるのがvirgin oilで、その中でも特に品質の高い、香りの高いのがExtra virgin oilだ。しかしこの絞りかすにはまだまだ油分がたくさん含まれているから薬品による抽出で採油される。こちらの方が普通うに市販されているオイルだ。好き好きもあろうがExtra virgin oilは匂いがきつくて(これが香りがいいと言う人もいるわけだが)好きになれない。
