Archive for the '風力発電' Category Page 2 of 2



風力発電その二

チェルノブイの原発事故の後に、当時の社会労働党のFelipe Gonzalez大統領は(悪く言えば、時の状況にあわせた人気取りなのだが)原発を徐々になくする政策を発表し実施した。その代替エネルギーの柱としたのが風力発電だった。今ではその伸び率において世界一という風力発電国家になった。それに伴って風力発電関連の企業も育成され世界各地に輸出する巨大企業も誕生している。頼もしい限りである。しかしここに来て問題が発生した。地球温暖化の問題である。スペインの電力の主力は石炭発電である。これは二酸化炭素放出の元凶だ。地球温暖化の問題は専門家が随分前から警告してきたがここに来て現実化してきた。地球はガタがきている。今回のEUエネルギー会議(2007年1月10日)は風力、太陽光、バイオマスなどは当然だが原発も控えめではあるが奨励した。原発は二酸化炭素を出さないのだ。これでスペインは困った。Almonacid de Zoritaの原発を廃止したばかりでBurgos県にある原発も廃止が決定している。EUは奨励しスペインは廃止の方向にむかい。どうなることやら

España Eólica 1, originally uploaded by chaklight.

風力発電

eolica.jpg

まだ2006年の統計は出てないが2005年は風力発電設置量においてスペインは世界一であった。世界の全設置量の約四分の一というから大変な量である。208万Kwだという。これは日本が今まで設置した累計の倍である。日本の場合、山が多く地形が複雑で一定方向からの風が吹くところが少ない。台風の風も役に立たない。しかし一番の問題は代替エネルギーに対する政府や地方自治体のやる気のなさだろう。京都議定書に対する危機感もなければ将来の見通しもない。夕張市がやったことを読むとあきれ返る。テーマパークや美術館で客が呼べるなどと考えていたのだから。先が読めるユニークな市長だったら風力、太陽光、バイオマスなどの発電設備に投資し、これで客を呼んでいたかも知れん。写真はGuadalajara県のmaranchonという村で、これで潤っているのか、新しく闘牛場を作っていた。ひまわり畑に風車、なんとものどかな平和な風景である。代替エネルギーの件は何度も書くことになりそうだ。