Archive for the '食文化' Category

Jamon4 生ハム4


”Joselito”伝説的なイベリコ豚飼育牧場である.生ハムの王様、jamon ibericoの中でも最高級品丈を手がけている.一時流行った日本的言い方をすれば”手間ひま欠けて作ったこだわりの一品”ということになると思う.今は四代目になるのだが創業百年だそうだ.特に二代目の時に事業を拡大し、30年かけて樫やコルクを七万本から八万本ほど植林したという.土地の方も今では合計一万七千ヘクタールほど持っているというが、どれだけの広さなのか実感がともなわない.スペイン側の四県とポルトガル側にも牧場は広がる。常に九万頭のイベリコ豚を取り扱っている。つまり一頭あたり2ヘクタールだ.養豚場の豚と比較するといかに非生産的かが分かる。しかも野放しの豚というのは走る回って運動するから中々太らない。生後数ヶ月23kg位から野放しにして170kgから190kgになった位で屠殺となるのだが期間はだいたい二年位だ.その間一日平均15kgほどのドングリの実など食わせる。つまり一般の豚のように残飯を食わせることは無い。もともと血統的にも旨い黒豚なのだが飼育過程が養豚所に豚とは全然違うのだ.生ハム蔵は湿度が60から80%、温度は14から18度に調整してある.2年から3年寝かせるそうだ.野放しで育てると入っても広大な牧場だけに場所によっても年によっても味が違ってくる.特に主食となるドングリの実の出来具合が影響する。このJoselitoの生ハムは一本当たりkg70ユーロだそうだ.通常一本が7kg位だから500ユーロ位だ.非生産性と手間ひまを考えると安いとと思う.少なくとも二年前から予約しないと飼えないそうだ.今年蔵入りする生ハムも出来がいいそうだが、食えるのは二、三年先ということになる。

ジブラルタル海峡2


軍事的にこの上なく重要なこの海峡は海洋動物の宝庫でもある。地球上の海洋動物の20パーセントがここを通るという。そんなことがありうるのだろうか疑問だが、彼らにとって非常によい環境があることは間違いないようだ。冷たい海、大西洋と暖かい海水の地中海が出会うこの海峡近辺は、大量の栄養分を含む深層海流が上昇し理想的な海中生息形態を作っている。大量に発生するプランクトンを求めて海中動物が集まってくる。中でも産卵のために地中海に入ってくる回遊魚はこの狭い海峡を通らざるを得ないのだ。暖かい海である地中海では高級魚はあまり取れないが回遊魚は別だ。なかでもクロマグロは乱獲で資源が少なくなっている。500キロにもなるマグロを小さいうちに捕ってしまうのだからもったいない話だ。トルコの魚の競りの風景で50キロほどの超小型のクロマグロが無数に並べられているのを見たことがある。大体トルコの食文化にはマグロ料理は極く少ないのだ。じゃなぜ獲るのか。日本がいくらでも買ってくれるからだ。最近は世界的日本食ブームで日本人だけが食べあさっているわけではないが、それでも異常だ。極め付きは産卵のために地中海に入ってきた母マグロを産卵の前に獲ってしまうことだ。一応、規定はあるようだが、海賊漁船が氾濫しているという。その海賊漁船から誰がマグロを買うのか。多分、日本だろうな。何かやりきれなくなってしまう。

結婚式2


またまた娘の結婚式の続きだが,スペインの物価の上がり方は普通じゃなかった.ユーロ自体非常に高かったこともあり一人当たりの食事代が円で三万近くした.あれから半年ほどしか経てないのだがデフレ現象が見え始めている.政府の方は否定しているが,これだけものが売れなくなって来たら生き残りをかけて値下げに向かうしか手がなくなる.生活必需品の食料でさえ目に見えて下がっている.これが衣料品となるとより厳しいようだ.ショッピングセンターに行ってもお客さん自体が入ってない.これが住宅とか車となると、もっと深刻だ.車のメーカーのよってはなんと今までの値段の25%ダウンでセールを始めた会社もある。結婚式費用もだいぶ下がっただろうと思う。物価に関する質問は非常に多い。